千葉市中央区村田町のアンダーパスで、水位上昇時に自動で作動する排水ポンプが正常に機能しなかった問題で、国土交通省関東地方整備局は21日、「継続的な豪雨といった特殊な事象が関係している可能性がある」とする有識者調査の中間報告を発表した。
事故の経緯とポンプ不作動の原因
このアンダーパスでは、水没した乗用車に乗っていた40歳代の男性が死亡している。冠水時に作動する排水ポンプが停電で機能せず、本来は停電時に動くはずの非常用発電機も作動しなかった。そのため、通行止めを知らせる電光掲示板も機能しなかった。
同局が5~7月に行った点検では異常はなく、停電状況を再現した現地検証でも、非常用電源は正常に作動したという。
古い電源設備と今後の対策
電源は1984年に整備された古いタイプで、発動には停電検知センサーからの信号や、水位計からの「排水水位超過信号」が必要だ。同局は継続的な豪雨などの特殊な事象によって電源が動かなかった可能性があるとみて調査を継続する。
近年は短時間で冠水が進むリスクが高まっており、同局は防災気象情報などを活用し、事前通行規制の導入を検討すべきだとしている。



