岩手・雫石町で民家にクマが相次ぎ侵入
岩手県雫石町で10日夜から11日未明にかけ、民家2棟に成獣のクマが侵入し、台所の食料品を食べ荒らす被害が相次いで発生した。いずれのケースでも住人にけがはなかった。県警盛岡西署が発表した。
1件目:帰宅した男性がクマと鉢合わせ
10日午後9時ごろ、同町西根東篠崎の民家で、この家に住む70代の男性が帰宅したところ、1階でクマと鉢合わせした。クマは土間の玄関から外に出たが、調味料や菓子が食い荒らされていた。この家では5日にもクマに漬物などを食べられる被害があったという。
2件目:浴室から出た女性がクマを目撃
近くの同町長山篠川原の民家では、11日午前1時15分ごろ、浴室から出た40代の女性がパンなどをあさっているクマを発見。夫(42)が大声を上げて勝手口から追い払った。網戸と格子が壊れており、クマは勝手口から侵入したとみられる。当時、1階の寝室で小中学生の子供3人が寝ていたという。
住民への影響と今後の警戒
県警は「クマの出没が続いており、夜間の戸締りを徹底し、食料品を屋外に放置しないよう注意してほしい」と呼びかけている。地元自治体もパトロールを強化し、住民に警戒を促している。クマの生息域が人間の生活圏に近づいている背景には、エサ不足や個体数増加が指摘されている。



