奈良・東吉野村でクマ緊急銃猟、近畿以西で初の事例
奈良でクマ緊急銃猟、近畿以西で初

奈良県東吉野村の山あいの集落で、住宅の倉庫内にツキノワグマが侵入しているのが発見され、緊急銃猟により駆除された。環境省によると、近畿地方以西で緊急銃猟が実施されたのは今回が初めてとなる。

発見から駆除までの経緯

駆除されたのは雄のツキノワグマ1頭で、体長1.35メートル、体重41キログラム。11日午前7時50分ごろ、同村狭戸に住む60歳代の男性が「自宅納屋でツキノワグマらしき動物を見た」と村役場に通報した。村職員や奈良県警桜井署員らが現場に駆け付け、男性宅の倉庫内でクマを確認した。

現場は山あいの集落で、村は「人に危害を及ぼす恐れがある」として、市街地に出没したクマなどに猟銃を発砲する「緊急銃猟」の実施を決定。同日午後5時25分ごろ、麻酔銃を撃って捕獲し、その後薬剤で殺処分した。けが人はなかった。

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近畿以西で初の緊急銃猟

環境省によると、緊急銃猟はこれまで主に東北地方や北陸地方などで実施されてきたが、近畿地方以西では今回が初めての事例となる。クマの分布域が拡大している背景があり、専門家は「人里への出没が増えれば、今後も同様の措置が取られる可能性がある」と指摘する。

奈良県農業水産振興課は「今回の対応は適切だった。今後も住民の安全を最優先に、クマの出没情報に迅速に対応する」とコメントしている。

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