熊本市南区で、老朽化していた宮地嶽神社と隣接する公民館が、地元の会社役員である福丸洋子さん(83歳)の私費負担により移転・新築された。福丸さんは「地域住民のよりどころになってほしい」と期待を寄せている。
90年以上の歴史を持つ神社が老朽化
熊本市塚原歴史民俗資料館によると、宮地嶽神社は90年以上にわたり地元で親しまれてきた。しかし、建物の老朽化が進んでいることを憂いた福丸さんが2025年春、自ら新築を決断。神社近くの空き地を購入し、神社仏閣を専門とする建設会社に工事を依頼した。
新たな神社は元の大きさに合わせて新調され、公民館は水害時の避難場所としても活用できるよう基礎部分を高く設計された。
地域住民が参加した落成式
工事は2026年1月に着工し、5月末に神事と落成式が行われた。式には地域住民ら約70人が参加。熊本県甲佐町の85歳の住民は「福丸さんは世のため、人のために動いてくれた。なかなか真似できる人はいない」と感激の言葉を述べた。
福丸さんは「地域の皆さんが集える場所として、長く愛されてほしい」と話している。



