モラハラ夫から昼逃げした40代妻、背中を押した7歳長男の言葉
モラハラ夫から昼逃げした40代妻、背中を押した7歳長男の言葉

関西在住の水沢彩音さん(仮名・40代)は4年前の春、大手メーカーに勤める夫が仕事で不在の時間に、息子2人を連れて「昼逃げ」を実行した。荷物を軽自動車に積み込み、実家と自宅の間を何往復もして、夫から逃げて別居を始めるための決死行だった。

約3カ月の準備と決行

水沢さんはこの日のために約3カ月間、着々と準備を進め、成功させた。しかし、解放感に浸る間もなく、次々に困難に直面することになる。

彼女がなぜモラハラ夫と結婚してしまったのか。その答えは生い立ちに関係しているらしいことが判明した。

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酒浸りの父と働く母

水沢さんの生い立ちは苦しみの連続だった。父はアルコール中毒で、朝から酒を飲み、ほとんど毎晩外へ飲みに行き、借金をしてくる。夜中に帰ってきては寝ている母を起こして怒鳴る。両親の喧嘩はほぼ毎日で、布団をかぶって耳を塞いでいたという。

水沢さんが小学校に上がると、母親は警備員として朝と夜に働き始めた。夜に母親が不在のことが多くなると、水沢さんは父親にスナックなどに連れて行かれ、夕食はいつもそこで食べた。

背中を押した長男の言葉

「子どもも私もダメになってしまう!」と感じた水沢さんは、決死の覚悟で「昼逃げ」を計画。背中を押したのは7歳の長男の言葉だった。「あなたは公園で寝泊まりしているのと一緒」と言われたことが、実行に踏み切るきっかけとなった。

冷蔵庫もクローゼットも空っぽの生活。それでも水沢さんは、子どもを守るために前に進み続けている。

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