狭山事件・石川さんの妻、神戸で講演「見えない手錠を外したい」
狭山事件妻が神戸で講演「見えない手錠を外したい」

1963年に埼玉県狭山市で女子高校生が殺害された「狭山事件」の再審を求める講演会が23日、神戸市中央区の区文化センターで開かれた。強盗殺人罪などで無期懲役が確定した後、無実を訴えて再審請求中に亡くなった石川一雄さんの妻・早智子さん(79)らが登壇し、「彼(一雄さん)にかかる見えない手錠を外したい」と訴えた。

再審請求の長期化に怒りと無念

一雄さんは、無期懲役の確定直後から裁判のやり直しを請求。1994年に仮釈放された後も再審請求を続けていたが、第3次再審請求中の昨年3月、86歳で亡くなった。現在は、早智子さんが東京高裁に第4次再審請求を申し立てている。

この日の講演会「冤罪と家族 日野町事件と狭山事件から考える死後再審」で、早智子さんは「裁判長が交代するたびに審理が振り出しに戻り、長期化した。怒りと無念、悲しみでいっぱいだ」と話し、再審請求の審理を円滑に進められるような法改正を訴えた。

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「一番喜んでほしい人間がいない」

講演会には、1984年に滋賀県日野町で起きた事件の遺族も参加した。一雄さんを巡っては「一番喜んでほしい人間がいない」との思いが語られた。

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