雲仙・普賢岳の溶岩ドーム、熊本地震で3.8万立方mの土砂が崩落
雲仙・普賢岳、熊本地震で3.8万立方mの土砂崩落

長崎県は10日、熊本地震の影響で雲仙・普賢岳の溶岩ドーム(平成新山)の一部が崩落し、約3.8万立方メートルの土砂が流出したと発表した。地震前後の地形データを比較して推定した。

地形データの比較で推定

県によると、国土交通省が航空機で測定した昨年11月と今年8月の地形データを比較し、地形の変化から崩落した土砂量を推定した。地震以外の要因で崩れた量も含まれるが、全て警戒区域内にとどまっているという。

下流の砂防施設では約290万立方メートルの土砂を受け止めることができるため、雨などで土砂が流出しても住宅などに影響が出る可能性は低いとしている。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

眉山でも土砂堆積を確認

県などは6日に雲仙岳火山防災協議会の分科会を開催し、有識者が協議した結果、現時点では大規模な崩落につながる兆候は見られていないと判断した。

熊本地震で斜面の表面が崩れる「表層剥離」が発生した眉山では、林野庁の調査で急斜面に土砂が堆積していることが確認された。同庁は大型土のうの設置に加え、来週から砂防施設にたまった土砂の撤去作業を開始する予定だ。

林野庁長崎森林管理署によると、眉山では12日の最大震度4の地震の影響で、熊本地震で表層剥離が起きた斜面周辺が再び崩れたことが確認された。現時点では住宅に被害が及ぶ大規模な崩落の兆候はないが、長時間の雨などで土砂が流出する可能性もあるという。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ