金塊密輸事件の概要
大阪府警などは8日、香港から金約25キロ(課税価格約3億6300万円)を関西空港に密輸したとして、中国籍の男(40歳、消費税法違反などで起訴)とセントクリストファー・ネビス国籍の男(47歳、同)を関税法違反(無許可輸入)などの容疑で逮捕したと発表した。2人は容疑を認めており、府警は外国人による「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による犯行とみて捜査を進めている。
手口と役割
発表によると、2人は氏名不詳者らと共謀。2025年2月25日から26日にかけて、電気スタンドと充電器約1650個の内部に板状の金(計約25キロ)を隠し、香港から関空に持ち込み、消費税など約3632万円を免れようとした疑い。中国籍の男は金の加工・売却役、セントクリストファー・ネビス国籍の男は指示役を務めていたという。
SNSを通じた結びつき
府警は2人がSNSを通じて知り合い、海外から指示を受けていたとみている。このような手口は、匿名性の高いSNSを利用したトクリュウの特徴と一致しており、国際的な組織犯罪の一端が明らかになった形だ。
今後の捜査
大阪府警は、2人の背後にさらに大規模な組織が存在する可能性もあるとみて、引き続き関係先の捜査や金の流れの解明を進める方針。密輸された金の行方や、他のメンバーの特定が焦点となる。



