那須町長選、1票差の当選無効取り消し 東京高裁が平山氏の当選認める
那須町長選、当選無効取り消し 東京高裁が平山氏の当選認める

3月の栃木県那須町長選で1票差の当選を決めた後、県選挙管理委員会の点検によって当選無効とされた現職の平山幸宏(ゆきひろ)氏が、県選管の裁決の取り消しを求めた訴訟の判決が8日、東京高裁(江原健志裁判長)であった。判決は「当選無効」の裁決を取り消し、平山氏の当選を認めた。

1票差から3票差、そして逆転へ

3人が争った町長選では、平山氏と新顔の小山田典之(のりゆき)氏が事実上の一騎打ちを繰り広げた。当初の開票では、平山氏の得票は5099票とされ、小山田氏を1票上回って当選。町選管が4月に全投票用紙を再点検し、小山田氏の得票のうち2票が無効になるとされ、3票差に広がった。

判断の分かれ目は16票の扱い

ところが県選管の審査では、小山田氏が5106票、平山氏が5104票となり、当落が逆転した。判断の分かれ目は、2人の氏名が交ざった「平山のりゆき」「小山田ゆきひろ」といった16票の扱いだった。町選管は無効票と判断したが、県選管は有効として「名字が書かれた候補者の得票」と数えていた。

那須町は電子投票導入へ

那須町は9月に電子投票の導入を決めており、2027年2月の町議選から実施する。電子投票では、タブレット端末などに表示された候補者名から、有権者が投票したい候補者を1人選ぶことになる。