タイで銃撃事件が後を絶たない。8月7日に首都近郊の中高一貫校で14歳の男子生徒が銃を乱射し、30人以上が死傷する事件が発生した。大勢が犠牲になる事件が起きるたびに規制強化を求める声はあるが、「銃社会」の国で根絶するのは容易ではない。
事件の概要と犠牲者
事件が起きたのは7日朝。保健省によると、男子生徒が銃を乱射し、教職員と生徒の計6人が死亡、27人が負傷した。発砲した男子生徒は自殺。自宅では祖父母の遺体が発見されており、男子生徒が祖父母を殺害後に学校へ向かったとみられている。
男子生徒が使った銃は祖父が合法的に所持していた物とみられる。警察は、家庭内の問題や学業上のプレッシャーなどが動機になった可能性があるとみている。生徒の携帯電話やパソコンを解析したところ、過去の銃乱射事件などを検索していたことも判明したという。
現場の様子と遺族の訴え
3千人近い生徒が通うバンコク近郊のテプシリン・ノンタブリー校。13日、一時休校となった学校の門前には花束が供えられていた。発砲した生徒の1学年下の男子生徒(14)は犠牲になった進路担当の女性職員の献花に訪れたという。事件発生時は授業中で、教員が突然「銃撃だ」と叫び、机の下に伏せたが「心臓の鼓動が速まり、パニックになった」と話した。
学校近くの寺院では13日、遺族が「銃規制が必要だ」と訴えた。



