新潟県長岡市の高校2年金井里紗さん(16)は15日、日本武道館で開かれた戦没者追悼式に、祖父で県連合遺族会長の勲さん(86)らと参列し、「青少年献花者」として花を手向けた。
里紗さんの曽祖父、徳七さん(当時32歳)は1945年5月、激戦地のフィリピン・ルソン島で戦死した。勲さんら家族は「生きて帰ってくる」と願ったが、46年11月に悲報が届いた。
曽祖父の遺骨は戻らず
徳七さんの遺骨は戻らず、戦地での様子はほとんどわかっていない。徳七さんは出征前に撮影した家族写真を持っていたとみられ、勲さんは「戦地で写真を見て家族を思っていたのでは」と考えている。
里紗さんは勲さんから曽祖父の話を聞いたり、地元が空襲を受けたことを学んだりする中で、「戦争は多くの人の命が失われるだけで、何も生まない」と実感したという。
「自分も周りに発信していきたい」
追悼式には小学5年の時以来、2度目の参列となった。「戦災資料館へ校外学習に行くなど、戦争への関心はより深まった。戦争の風化を防ぐため、自分も周りに発信していきたい」と語る里紗さんの言葉に力がこもった。



