TBSテレビの龍宝正峰社長は9月30日の会見で、人気ドラマ「VIVANT」(TBS系)の原作、演出、プロデュースを手掛ける福沢克雄監督が番組関係者にパワーハラスメントをしたことについて謝罪した。
龍宝社長は「番組を楽しみにしてくださっている視聴者、協力いただいている関係者の皆様にご心配、ご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と述べた。
パワハラ認定と調査の経緯
「VIVANT」は7月26日から第2シーズンを放送中。福沢氏をめぐっては7月14日発売の週刊女性が、現場スタッフからパワハラの被害を訴えられていたなどと報道。TBSテレビは朝日新聞の取材に「パワーハラスメントに該当する撮影現場での言動が認められ、厳正に人事上の措置を行った」と明かしていた。
9月16日には文春オンラインが、福沢氏が脚立に乗って作業をしていたスタッフの体を押し、スタッフが骨折したなどと報じた。
社長の説明と今後の対応
会見で龍宝社長は、「福沢監督によるパワーハラスメントに該当する言動が認められた。当社として大変重く受け止めている」と話した。一方、被害者や関係者のプライバシー保護や二次被害防止の観点から、詳細は回答を控えるとした。
また、2月に事案を覚知したのち、外部弁護士も参加した調査を実施し、社内基準に照らして処分したと述べたものの、具体的な内容は「人事上の判断」を理由に明らかにしなかった。
龍宝社長は、調査後の3月、福沢氏と面会して厳重に注意したといい、「本人も非常に深く反省しており、処分を重く受け止め、カウンセリングや研修をしっかり受講し、指導法を見直した上でその後は真摯(しんし)に作品制作にあたっていると聞いている」と話した。ドラマの放送予定に変更はないという。