福岡県田川市の出直し市長選は12日投開票され、再選を目指した前市長の村上卓哉氏(55)が落選し、新人で元学習塾経営の浦野仁氏(31)が初当選を果たした。4人の争いを制した浦野氏は、政治経験のなさを強みに「田川の新時代をつくる」と訴え、支持を広げた。
前市長、セクハラ認定で辞職後の出馬も逆風変わらず
村上氏は市長在任中、元秘書の女性職員への行為を市の第三者調査委員会からセクハラと認定され、5月末に辞職。「有権者の審判を仰ぎたい」と立候補したが、セクハラ問題への逆風は変わらなかった。村上氏は「本当に私の力不足だ。市民に与えた不信感、失望がこの結果になった。おわび申し上げます」と頭を下げた。
異例の混戦、主要政党の推薦なし
今回の市長選は、浦野氏、村上氏、元市長、元県議会副議長の4人による争いとなり、主要政党の推薦候補がいないなど、同市では異例の混戦となった。投票率は58.08%で、前回(63.85%)を下回った。
浦野氏「田川の新時代をつくる」と訴え
浦野氏は選挙戦で政治経験やしがらみがないことをアピールし、「今の田川市はイメージが悪い。田川の新時代をつくる」と訴え、支持を広げた。村上氏は前回選から大きく票を減らし、敗れた。



