ドラッグストア窃盗の指示役を逮捕、10都府県で被害か 警視庁
ドラッグストア窃盗の指示役を逮捕、10都府県で被害か

警視庁は30日、ドラッグストアで医薬品を盗んだとして、横浜市栄区の無職、田口智也容疑者(34)を窃盗容疑で逮捕し、発表した。田口容疑者は「弁護士と相談して話します」と話しているという。

匿名・流動型犯罪グループの指示役か

警視庁は、田口容疑者が匿名・流動型犯罪グループの指示役として、SNSで集めた実行役らに各地のドラッグストアで万引きをさせ、盗品を転売して利益を得ていたとみている。

捜査3課によると、田口容疑者の逮捕容疑は、何者かと共謀し、2025年11月27日午後4時15分ごろ、東京都板橋区のドラッグストアで、整腸剤9点(販売価格計約4万8800円)を盗んだというもの。

実行役としても活動か

田口容疑者はグループの指示役を務める一方、実行役として加わることもあったとみられる。今回の事件でも、自ら店内で手提げバッグに整腸剤を入れて店を出て、出入り口付近に止まっていた車に乗って立ち去った疑いがある。盗品は田口容疑者が何者かに売却したとみられるという。

警視庁はこれまでに、千葉県内のドラッグストアで起きた別の万引き事件をめぐり、実行役や運転役とみられる男2人を窃盗容疑で逮捕。男らを調べる過程で田口容疑者が浮上した。

SNSで実行役を募集か

実行役らはSNSで「高時給」と検索し、田口容疑者の募集投稿を見つけて応募し、グループに加ったという。田口容疑者は、メンバーに万引きする商品や実行日時などを指示し、盗品の定価に応じて報酬を支払っていたという。

警視庁は田口容疑者のグループが、昨年6月以降に1都1府8県のドラッグストアから、化粧品など合計約4千点(被害総額計約1400万円)を盗んだとみて、実態解明を進めている。