転職や異動を経験した後、「思っていたのと違うかも」と感じたことはないだろうか。入社前には見えなかった職場のルールや空気、人間関係に戸惑う人は少なくない。
転職等希望者は過去最多の1,035万人
総務省の「直近の転職者及び転職等希望者の動向について」によると、2023年7~9月期の転職等希望者は過去最多の1,035万人にのぼり、10期連続で増加している。特に女性の転職者数は男性より高く推移しており、キャリアの築き方に性別や世代差が生じていることもうかがえる。
こうした背景には、終身雇用の変化や働き方への価値観のシフトがあり、「どの仕事でどう生きるか」は個人だけでなく社会全体のテーマになっている。
漫画で紹介する転職の理想と現実
本連載では、キャリア変更の理想と現実のギャップや、転職後に見えてくる「会社の実情」を漫画形式で紹介する。退職を経て転職した経験を持つマイナビニュース会員のリアルな体験をもとに、共感したり、転職活動時のヒントを得たり、時には反面教師にしたりしながら、自分のキャリアを見直すきっかけにしてもらうことを目指す。
第1話では、優しい先輩が手取り足取り教えてくれるが、もう少し自分のペースでやらせてほしいと感じる場面が描かれている。職場に1人ぐらい、すごい熱量を持った先輩社員はいないだろうか。懇切丁寧に教えてもらえるのはありがたいが、四六時中マンツーマンで接してこられると、ちょっと息苦しくなってしまう。「いい感じ」の距離感を保ってくれると、もっとありがたいのだが――。
多様な働き方とキャリア形成
これからのキャリア形成は単なる「仕事選び」ではなく、人生観や価値観そのものの表現とも言える。多様な働き方が認められる一方で、選択肢が増えるほど意思決定は難しくなっており、社会や企業にも柔軟な受け皿が求められている。
個人と社会の変化の中で、一人ひとりのキャリアの実感や迷いを共有することが、これからの働き方を考えるヒントになるはずだ。本連載を通じて、多くの人たちが「自分にとって理想的なキャリアの在り方」について考える機会が増えてくれれば幸いである。