上智大生殺害30年、未解決のまま父・賢二さん「無念晴らすため活動続ける」
上智大生殺害30年、未解決のまま父が無念晴らす決意

東京都葛飾区の自宅で上智大生の小林順子さん(当時21)が殺害された事件は、未解決のまま9日で30年になった。現場では遺族や警視庁の捜査員らが花を手向け、事件に関する情報提供を呼びかけた。

発生から30年、現場で献花式

事件は1996年9月9日午後4時40分ごろに発覚した。葛飾区柴又3丁目の住宅で火災があり、2階の寝室から順子さんの遺体が見つかった。両手足が縛られており、刃物で首などが数カ所刺されていた。

事件から30年となった9日朝、現場では献花式が開かれ、遺族や警視庁亀有署員、近隣住民ら約30人が参列した。

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父・賢二さんの訴え

順子さんの父親の賢二さん(80)は「犯人が、この地球上のどこかで今もなお生きながらえていると思うと、いてもたってもいられない」とし、「何としても娘の無念を晴らすため、事件解決のための活動を続けていく覚悟だ」と話した。

情報提供は年間30~50件程度

捜査1課によると、今年は8月末までに27件の情報が寄せられた。近年は年間30~50件程度で推移している。発生から1万日以上が経過し、これまでに投入した捜査員の数は延べ12万人を超えたという。

警視庁は、事件前後の時間帯に目撃された「黄土色のコートの男」について、情報提供を呼びかけている。警視庁は、この男が何らかの事情を知っている可能性があるとみている。

捜査1課の畑孝博課長は「被疑者の検挙に向け、継続して捜査をしている。どんなささいなことでもいいので、情報を寄せてもらえたら」としている。

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