フランス南東部の美術館で2026年9月8日、印象派の画家ルノワール(1841~1919)の絵画4点が盗まれる事件が起きた。犯人は3分足らずで16億円相当の絵画を持ち去ったという。AP通信などが報じた。
2人組がフェンス切断し侵入
AP通信が地元の市長や捜査当局の話として伝えたところによると、盗難事件があったのは「ルノワール美術館」。8日早朝、2人組が美術館のフェンスを電動のナイフかのこぎりで切り裂き、建物の窓から内部へ侵入したという。
午前5時48分に美術館の警報が鳴り、5分後に警察が到着。犯人は焦ったのか、持ち去ろうとした4点の絵画のうち、2点を美術館の庭に落としていったという。
市長「十分な装備と情報を持っていた」
地元市長はAFP通信に対し、犯人は「十分な装備と情報を持っていた」と説明。盗まれた絵画は、900万ユーロ(約16億円)相当とみられるという。
美術館は、ルノワールが晩年に過ごした自宅を地元市がのちに取得して改装したもの。ホームページによると、ルノワールの絵画13点を収蔵している。
フランスでは2025年にもパリのルーブル美術館で、ダイヤモンドで装飾されたティアラなど、総額約160億円相当の宝飾品が盗まれている。



