宮崎県小林市のアパートで20代女性の背中などを包丁で刺し殺害しようとしたとして、殺人未遂罪に問われた同市の無職の被告(23)の裁判員裁判の公判が29日、宮崎地裁(設楽大輔裁判長)であった。検察側は拘禁刑8年を求刑、弁護側は保護観察、執行猶予付きの判決を求めて結審した。判決は8月4日。
検察「殺意あった」、弁護側「殺意なし」
起訴状によると、被告は昨年10月12日、小林市内で女性の背中や脇などを包丁で複数回刺し、殺害しようとしたとされる。
検察側は、被告がわいせつ目的で女性宅に忍び込み、叫ぶ女性を黙らせるため相当な力で包丁を突き刺し、肺に達するけがを負わせたと指摘。「心理状態を踏まえても、人が死ぬ危険性の高い行為だと分かって行ったことは明らか」「被告人に殺意があったと認められる」と主張した。
一方、弁護側は「(被告は)女性が叫ぶのをやめることを期待して包丁を振り回した」とし、殺意はなかったと主張した。



