東京商工リサーチによると、東京都内などで高級のり弁当店「海鮮いちのや」を展開していた「いちのや」(東京都中野区)が事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。直営店は7月31日で閉店した。フランチャイズ店は営業を継続するという。
「海鮮いちのや」の歴史と特徴
「海鮮いちのや」は令和2年に東京・神田の薬研堀不動尊前に薬研堀本店を開店。新感覚のブランド弁当「新海鮮」ともち麦をブレンドし、静岡県焼津市のちくわ、高知県四万十市のたたき、高知県・四万十市の鰹のたたき、高知県・四万十市の海鮮など、素材にこだわっていた。
テレビやSNSで話題に
テレビ制作現場などを支えるロケ弁当を表彰する第1回日本ロケ弁大賞で金賞を受賞した。行列のできる店としてテレビやSNSで紹介され、羽田空港ヒルズなどにも出店していた。アニメ「鬼滅の刃」やプロ野球・ヤクルトの選手とのコラボ商品を販売したこともある。
事業停止の背景
令和6年に店舗などを展開するむらせホールディングスの子会社となっていた。東京商工リサーチは「原材料費や人件費の高騰、出店費用などで費用負担も重くなり、今年に入ると、スクラップビルドで業容が縮小し、動向が注目されていた」としている。



