家宅捜索中の暴行映像削除、容疑者特定できず捜査終結 大阪府警
家宅捜索中の暴行映像削除、容疑者特定できず捜査終結 大阪府警

大阪府警捜査4課の元警察官6人が特別公務員暴行陵虐罪で起訴された事件で、大阪府警は3日、現場のカメラの映像を削除した人物を特定できなかったと発表した。府警は証拠隠滅容疑で捜査していたが、5月28日に容疑者不詳のまま書類送検し、捜査を終えた。

暴行事件の経緯

暴行事件は2025年7月15~16日、国内最大規模のスカウトグループ「ナチュラル」を対象に職業安定法違反容疑で大阪市西区のビルを家宅捜索した際に起きた。監察室によると、同年7月30日に捜査員による暴行が明らかになった後、曽根崎署内の捜査本部で保管されていた記録媒体を解析した結果、現場のビルに設置していた捜査用カメラの映像が削除されていることが判明した。

映像削除の状況と捜査終結

削除された映像を復元したところ、捜査員による暴行の様子が記録されており、事件の証拠になるものだった。府警は何者かが映像を削除したとみて証拠隠滅容疑で捜査を開始した。解析の結果、捜査本部にあるノートパソコンを使用し、記録媒体から映像が削除されていたことが判明。捜査本部の捜査員は誰でもこのパソコンを使用できたという。

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監察室は捜査員が映像を削除したとみて数十人に取り調べを行ったが、容疑者を特定できなかった。書類送検から発表まで3カ月以上かかったことについて、「検察の捜査状況を踏まえた」としている。

今後の対応

捜査は終結したが、時効の成立までに新たな情報提供があった場合、再捜査を行うという。西川和幸監察室長は「今後、職員に対する指導教養の徹底を図り、収集したデータなどの保管・管理の徹底に努める」とコメントした。

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