東京都人事委員会は3日、今年度から実施している難病患者を対象とした都職員の採用選考に、141人の申し込みがあったと発表した。採用予定者数は5人で、倍率は28.2倍となる。
採用試験に際して必要な配慮については、申込者から事前に要望を聞いており、都人事委は適切に配慮するとしている。要望の具体例としては「トイレ近くの座席にしてほしい」「頻繁な離席を許可してほしい」といったものがあった。また、試験中は原則として飲食を禁止しているが、「薬を飲みたい」との要望があり許可するという。在宅やオンラインによる受験の要望はなかった。
試験日程と合格発表
選考は1次試験(教養試験・作文)と2次試験(口述試験)を経て、11月13日に合格が発表される。採用されれば2027年4月からの勤務となり、症状や希望に応じて配属が決まる。
対象となる難病と都の取り組み
採用対象となる難病は、障害者総合支援法で支援が特に必要とされる376疾病に加え、都が独自に医療費を助成している8疾病の患者。小池百合子知事は今年2月の都議会で「都庁の率先行動により、難病や障害の有無にかかわらず、誰もが能力を発揮して活躍できる社会の実現につなげていく」と述べていた。



