女性を殺害したとして沖縄県警に逮捕されたのは、アメリカ軍普天間基地所属の現役海兵隊員だった。基地が集中する沖縄では、再発防止策がとられても事件が繰り返され、怒りと不信が再び広がっている。
知事「断じて許せるものではなく、非常に憤りを感じる」
沖縄県の古謝玄太知事は4日夕、報道陣の取材に応じ「基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている県民に大きな衝撃を与え、新たな不安を招く。断じて許せるものではなく、非常に憤りを感じる」と述べた。
9月30日に就任してから4日目に起きた重大事件。逮捕の一報は10月4日朝に防衛省沖縄防衛局から県に入り、その後グラス駐日米大使から直接電話があったという。この際、古謝氏はグラス氏に対し「抗議し、捜査への協力と再発防止策をお願いした」という。
5日に抗議伝達へ 上京して政府に直接抗議の考えも
5日には、沖縄にいる米軍や米国総領事館、外務省、防衛省の各幹部を県庁に呼び、抗議を伝える予定。その後、自身が上京し、政府に直接抗議する考えも示した。「今すぐ(基地を)撤去できるわけではないので、隊員の研修やマネジメントがどうなっているかを聞き、再発防止策を求めたい」と述べた。
事件を受け、那覇市の県庁前では「また沖縄の女性の命奪われた」との声が上がっている。米兵による犯罪は繰り返され、地位協定の改定も進まない状況が続いている。