将棋界で女性として初めて「棋士」の資格を獲得した西山朋佳女流四冠(31)=白玲・清麗・女流名人・女流王将=が、権利の行使に関して今月26日に会見することが決まった。日本将棋連盟が19日、発表した。
権利を行使して「初の女性棋士」が誕生するか、行使せずに別制度の「女流棋士」に専念するか。判断が注目される。
白玲5期で棋士資格獲得の規定を満たす
西山女流四冠は今月10日に金沢市で指された第6期白玲戦七番勝負第5局で、挑戦者の福間香奈女流四冠(34)に勝ち、シリーズ4勝1敗でタイトルを防衛。「白玲5期で棋士資格獲得」という規定を満たした。当日は「すぐに答えを出せる状況ではない。落ち着いて検討していけたら」と明言を避けていた。
権利行使を意思表示する期限は「当日から2週間」だが、2週間後の24日が土曜日のため、正式な締め切りは平日の26日に設定された。期日いっぱいの会見で今後について語ることになった。
「第3の道」で女性棋士への道が開かれる
性別を問わない「棋士」と女性だけの「女流棋士」は制度が異なる。西山女流四冠は2010年から21年まで棋士養成機関「奨励会」に所属し、最高段の三段まで昇ったが、棋士資格となる四段昇段は果たせなかった。
25年6月、将棋連盟は「白玲5期で棋士」の新規定をつくり、女性が棋士になるための「第3の道」ができた。
行使すれば、追い求めてきた夢をかなえることになるが、女流棋戦との両立による過密日程を抱えることにもなる。