ネパールと中国の国境地帯で26日に発生した土石流の被災地で28日、ネパール当局ががれきの中から少女を救助した。複数の現地メディアが伝えた。
泣き声を手がかりに少女を発見
ネパールの地元紙カトマンズ・ポストによると、中国との国境に近いラスワ郡ティムレで28日午後、捜索中の救助隊員が子どもの泣き声を覚知。周辺の土砂を掘って調べたところ、崩壊した建物の中に閉じ込められていた少女を発見し、救助した。現地メディアは警察当局の話として、少女は7歳だと伝えた。容体は安定しているという。
5千人規模の部隊が捜索活動
ネパールの警察当局は、5千人規模の部隊を被災地に派遣。救助犬や潜水士、ドローン操縦士らが捜索に当たっている。水力発電所の施設内に閉じ込められた人びとの救助活動も続いている。
被災者の生存率が著しく下がるとされる発災後「72時間」が経過し、大量の土砂やがれきに阻まれ捜索や救助活動は難航している模様だ。
被害は拡大、ネパール側で734人死亡
現地当局の発表や報道によると、ネパール側では30日午前時点で734人の死亡が確認され、行方不明者は約2500人に上る。このほか中国側でも29日夕時点で16人の死亡が確認され、500人以上が行方不明となるなど被害が広がっている。



