警察官かたる詐欺容疑で男逮捕、約2億円の暗号資産だまし取る
警察官かたる詐欺容疑で男逮捕、約2億円の暗号資産だまし取る

広島県警は14日、警察官をかたり約2億円相当の暗号資産をだまし取ったとして、大阪市阿倍野区の自称飲食店従業員、二階堂龍之介容疑者(31)を詐欺の疑いで逮捕した。

県警は二階堂容疑者について、詐欺に使うため電話番号を本来の番号から別の番号に変換するパソコンを置いた「道具屋」とみている。

約2億円相当の暗号資産を送らせる

発表では、二階堂容疑者は何者かと共謀し、昨年11月22日頃~今年1月30日、広島県呉市の70歳代男性の携帯電話に連絡。大阪府警の警察官をかたり、「東南アジアの詐欺グループにあなたが関わっている」「取引の分析のため、資金を暗号資産に変えて送金する必要がある」などとうそを言い、計約2億267万円相当の暗号資産を送らせ、だまし取った疑い。

県警は、男性の携帯電話に残された「06」の着信番号から、パソコンが置かれた大阪市内のレンタルオフィスを発見し、二階堂容疑者を割り出した。調べに対し、「全く身に覚えがない」と否認しているという。

電話番号を偽装する手口

県警は、パソコンにはインターネット回線を介して番号を変換する機能があり、「かけ子」が海外などから電話しても市外局番「06」の番号に偽装できることを確認した。

約800通りの番号に変換可能で、うち約160の番号が特殊詐欺に使われたとみられ、被害は全国で計約7億3000万円に上るという。