宮城の山中に交際女性の遺体遺棄疑い、36歳バー経営の男を逮捕
宮城の山中に交際女性の遺体遺棄疑い、36歳男を逮捕

警視庁は5日、同居する交際相手の女性の遺体を宮城県の山中に遺棄したとして、東京都練馬区のバー経営の男の容疑者(36)を死体遺棄容疑で逮捕した。同庁は女性が死亡した経緯についても詳しく調べる。

遺体発見の経緯

警視庁の発表によると、男は9月28日、宮城県栗原市の山中に、交際相手で同居するアルバイトの室賀真歩さん(25)の遺体を遺棄した疑いが持たれている。調べに対し、男は「記憶にありません」と容疑を否認している。

9月30日に室賀さんの母親から「娘と連絡が取れなくなった」と相談があり、同庁が男の足取りなどを基に室賀さんの行方を捜したところ、今月4日に同市の山中にある花山湖近くの道路脇で室賀さんの遺体が見つかった。

過去のトラブルと警察対応

捜査関係者によると、遺体に目立った外傷はなく、頭から肩付近までビニール袋をかぶった状態だった。2人の間には過去に複数回のトラブルがあり、その都度警察が対応していたという。

室賀さんは昨年7月頃に地方から上京後、男が経営する都内のバーに客として来店し、男と知り合った。2人は同年9月頃から同居を開始。今年3~6月、男から「室賀さんとトラブルになった」などと計3回の110番があり、同庁練馬署が2人に口頭指導などを行った。

7月21日には、室賀さんの母親が地元の警察に「娘が、彼に殴られて病院に行くと言っている」と相談。連絡を受けた同署員が駆けつけると、室賀さんから「2日前に(男から)鼻をたたかれた」と申告された。

傷害事件の書類送検と今後の捜査

室賀さんは鼻を骨折していたため、同庁は9月2日、男を傷害容疑で東京地検に書類送検した。同25日に同署員が室賀さんと面談した際、室賀さんは「仲直りして今も一緒に暮らしている」と話したという。

今回の事件を受け、同庁人身安全対策課は「必要と考えられる2人の引き離しや経過把握など、安全の確保に資する措置は講じたと考えている」としている。