事故や犯罪によって理不尽に奪われた命に焦点を当てた企画展「生命のメッセージ展」が10日、山形市若宮のイオンモール山形南で始まった。11日まで開催される。
等身大パネルと遺品の靴で伝える
会場では、交通事故などで亡くなった当時6~81歳の15人の等身大パネルを展示し、足元には愛用していた靴が置かれている。「どんなに痛かったことか……」「私たちの子供に生まれてきてくれてありがとう」といった家族の言葉も寄せられている。
企画者の思いと来場者の声
展示を企画した渡辺理香さん(65)は、下校中の事故で長女の祥子さん(当時6歳)を亡くした。祥子さんは校庭のシロツメクサを摘んでよく渡してくれたといい、「もっとお礼を言って、かわいがってあげればよかった」と悔やむ。被害の実情を知ってほしいとした上で、「子供といられる日常はかけがえのない時間だ。今を大事に生きてほしい」と呼びかけた。
会場を訪れた山形市の女性会社員(44)は「自分も娘がいて、見ているだけで涙が出てきた。運転に気を付けたい」と胸に刻んでいた。
開催概要
11日は午前10時~午後3時。1階センターコートで、入場無料。