熊本地震、JR鹿児島線の不通続く 波打つレールや倒れた電柱
熊本地震、JR鹿児島線の不通続く 波打つレールや倒れた電柱

熊本地震の震源そばを縦断するJR九州の鹿児島線で、一部区間の不通が続いている。レールが波打ち、電柱が次々と倒壊して、立ち往生したままの車両もある。通勤、通学の足としても重要な路線だが、すぐには運行を再開できない見通しだ。

氷川町の踏切周辺で電柱が10本近く傾く

最大震度7を観測した熊本県氷川町。倒壊した家屋が目立つ通りを抜けて踏切に立つと、まっすぐに伸びていたはずのレールが左右に不規則に波打ち、電柱がばたばたと倒れて先が見通せなくなっていた。この踏切周辺の200メートルほどの区間で、記者が目視で確認できただけでも、コンクリート製の電柱が10本近く傾いていて、中には側道に倒れて規制線が張られている箇所もあった。

そこから南に1.5キロほど。同県八代市との境に流れる氷川に架かる鉄橋では、橋脚上の電柱が根元から折れて線路上に倒れかかっていた。

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八代市内では列車が立ち往生、レールもずれる

その先にある八代市内の有佐駅―千丁駅間では、直径40センチほどの電柱が折れたすぐそばで2両編成の列車が止まったまま。架線が車両の前部と接触していた。千丁駅のすぐ北では、レールが50センチほど横にずれていた。

いつもは通勤通学や観光の乗客が行き交う八代駅も人気はなく、電光掲示画面が消えて不通を知らせる案内が張り出されていた。併設のコンビニエンスストアは地震直後の7月末で閉店。ホームの奥では、脱線・横転したJR貨物の電気機関車が車両の底をさらしていた。

7月28日の地震から続く影響

7月28日に起きた地震の影響で、JR鹿児島線の一部区間では運行再開のめどが立っていない。復旧作業の規模は大きく、通勤・通学に利用する住民の足にも影響が出ている。

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