JR貨物(東京)の発注工事を巡る贈収賄事件で、JR会社法違反(贈賄)容疑で逮捕された警備会社(福岡市)取締役の容疑者(66)が、社長の容疑者(66)に「自分を取締役にすれば、JR貨物の工事を受注できるようになる」などと提案していたことが捜査関係者への取材で分かった。
元社員の入社が接点に
取締役の容疑者はJR貨物の元社員で、福岡県警は取締役の容疑者の入社によって接点が生まれたとみている。捜査関係者によると、取締役の容疑者はJR貨物に在籍時、九州保全技術センター(北九州市)の電気技術係で勤務。同法違反(収賄)容疑で逮捕された同社社員の容疑者(62)と同じ係だった。
2015年3月に退社し、高校で同学年の社長の容疑者を頼って15年6月に警備会社に入社した。
工事受注の便宜の見返りに現金
JR貨物社員の容疑者はJR貨物が発注する電気関係工事などに関し、元請け業者の選定に従事。工事を受注できるよう便宜を図った見返りに、24年5月頃~25年9月頃、福岡市内で3回にわたり、社長の容疑者らから計90万円を受け取るなどした疑いで逮捕された。



