群馬県警察本部は2026年7月9日、渋川警察署長を務めていた男性警視(50代)に対し、部下へのパワーハラスメント行為があったとして本部長訓戒の懲戒処分を下し、同日付で交通部参事官に異動させる人事を発表した。また、副署長の男性警視(50代)もパワハラ行為を認識しながら適切な対応を怠ったとして、口頭厳重注意処分とした。
署長のパワハラ行為、3月から5月にかけて
群馬県警監察課によると、署長だった男性警視は2026年3月から5月にかけて、部下の男性警部(40代)に対し、書類決裁などの場面で「報告がいいかげんだ。ちゃんと報告しろよ」などと他の署員がいる前で非難したり、感情的に怒鳴りつけたりする行為を繰り返していた。この行為はパワーハラスメントに該当すると判断された。
県警の聞き取りに対し、男性警視は「強く指導したことが相手に重荷になってしまった。大変申し訳なく、猛省している」と話しているという。副署長の男性警視は、署長の行為を認識しながらも是正措置を取らず、見過ごしていたことが明らかになった。
県警の再発防止策と信頼回復への取り組み
監察課は「幹部職員に対する指導、教養を徹底し、再発防止と信頼回復に努める」とコメントしている。県警は今後、全署員を対象にハラスメント防止研修を強化し、相談窓口の周知徹底を図る方針。
今回の処分は、警察組織内のハラスメント撲滅に向けた取り組みの一環であり、幹部による不適切な言動が組織全体の信頼を損ねるとして、厳正な対応が求められている。



