スイスの音楽イベントで銃乱射、1人死亡5人負傷 容疑者逃走中
スイスの音楽イベントで銃乱射、1人死亡5人負傷

スイス・チューリヒ近郊で開催された音楽イベントの会場で30日未明、銃乱射事件が発生し、1人が死亡、重傷者を含む5人が負傷した。警察は容疑者の行方を追っている。

事件の概要

地元メディアによると、事件は29日午後から30日朝にかけて同国北部アーラウの競馬場で開催され、約3500人が参加していたテクノパーティー「アーラウアー・レイブ」の会場近くで、午前3時(日本時間午前10時)前に発生した。参加者は身を隠すため逃げ惑う事態となった。

地元警察はX(旧ツイッター)で、「22歳の女性が現場で死亡した」と発表。「24歳から27歳までの男性4人と女性1人が病院に搬送された。負傷の程度は軽傷から重傷まで多岐にわたる」と説明した。

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被害者と捜査状況

イタリア政府は、死亡した女性がイタリア人であると発表し、ジョルジャ・メローニ首相は女性の名前をマリア・スピネリさんと明かした。また同国外務省は、他にイタリア人2人が銃撃により軽傷を負ったと発表している。

警察の広報担当は記者団に対し、捜査当局は実行犯に関する手がかりをまだ掴めていないとし、「単独犯か複数犯か、車両で逃走したのか徒歩なのかも分かっていない」と述べた。

武器と背景

アールガウ州警察本部長のミヒャエル・ロイポルド氏は、捜査当局が拳銃、短機関銃および自動小銃という二つの異なる口径の証拠を発見したと明かした。

またロイポルド氏は、仮説に基づいて捜査を進めているとし、「一つ目はテロ攻撃、二つ目は無差別大量殺害、三つ目は動機が不明の単純な犯罪行為だ」と述べた。

スイスでは、軍の予備役兵が弾薬を除き自宅に武器を保管することを認められている。その結果、銃器は広く普及しているが、連邦単位での登録制度が存在しないため、正確な所持数を把握することは難しい。

ジュネーブに拠点を置く調査機関によると、2017年時点で民間人は230万丁以上の銃器を所持しており、これは住民10人あたり約3丁に相当する。銃の所持率が高いスイスでは、銃撃事件の発生はまれなものになっている。

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