世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を取材するジャーナリストをブログで侮辱したとして侮辱罪に問われた元教団顧問弁護士、中山達樹被告(51)に対し、東京地裁は16日、無罪(求刑・罰金10万円)の判決を言い渡した。高森宣裕裁判官はブログの投稿について、「公益目的で、論評の域を逸脱していない」と述べた。
ブログ投稿の内容と起訴
中山被告は2023年8月に自身のブログで、ジャーナリストの鈴木エイト氏(58)(ペンネーム)について、「ネット新聞で、シコシコ書いて独り溜飲(りゅういん)を下げていた。いじり人格」などと投稿して侮辱したとして在宅起訴された。
判決の評価と検察の対応
判決は、この投稿について、「自己満足的な意味合いのある性的表現を用いて、鈴木氏の社会的評価を下げる危険がある」としつつ、「ペンネームのジャーナリストは存在してはいけない」と題された投稿全文は、「ペンネームを使うと発言に歯止めが利かなくなるという論評と理解できる」と評価した。
東京地検の佐藤剛・次席検事は「判決内容を十分検討して適切に対処したい」とコメントした。



