大分市で8月、歩いていた女性(当時65歳)を軽乗用車ではねて重傷を負わせ、そのまま逃走したとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の罪に問われた、大分県別府市の元タクシー運転手の被告(61)の初公判が6日、大分地裁で開かれた。被告は起訴事実を認め、即日結審となった。
判決の内容と事故の概要
杉本正則裁判官は、拘禁刑1年、執行猶予4年(求刑・拘禁刑1年)を言い渡した。
判決によると、被告は8月4日午後9時15分ごろ、大分市牧の駐車場に入るために車を右折させた際、女性をはねて骨盤骨折などの重傷を負わせ、そのまま逃走した。
裁判官が指摘した情状と猶予の理由
杉本裁判官は、被告が事件翌朝の職務質問で、ドライブレコーダーから抜き取った記録用SDカードを警察官の隙をみて水筒に隠したことなどに触れ、「犯行後の情状は悪い」と指摘した。
一方で、任意保険による賠償が見込まれることなどを理由に、刑の執行を猶予した。