保険商品を運用する名目で顧客から金を詐取したとして、埼玉県警は14日、大樹生命保険(東京)の元社員の女(66)=埼玉県吉川市=を詐欺容疑で逮捕し、発表した。「生活費などに使った」などと容疑を認めているという。
解約返戻金を自分の口座に振り込ませる
捜査2課によると、女は大樹生命保険埼玉支社三郷営業部にいた2024年7月中旬ごろ、顧客だった男性(当時89)に「保険を解約して新しい商品に切り替えないか」「解約して入った金のうち500万円を運用するので振り込む必要がある」などとうその説明をし、解約返戻金約500万円を自分の口座に振り込ませ、だまし取った疑いがある。
約20人から計約1億2千万円か
同社は女を懲戒解雇。25年に元社員が顧客20人から約8130万円をだまし取ったと発表し、県警に刑事告発していた。県警は、女が顧客約20人から計約1億2千万円をだまし取っていたとみている。
大樹生命保険は取材に、「お客様の信頼を損ねる極めて重い事案だと思っております。多大なるご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」とコメントした。