神奈川県警第2交通機動隊員による不適切な交通違反の取り締まりを巡り、偽造有印公文書作成・同行使の罪に問われた元巡査部長(42)の初公判が17日、横浜地裁(佐藤卓生裁判長)で開かれた。被告は「公訴事実は争わないが、当時こうした取り締まりは許容されていて、違法性の認識は薄かった」と述べた。
不適切な取り締まりの内容
起訴状などによると、元巡査部長は2024年1月、神奈川県伊勢原市の小田原厚木道路で、正規の測定方法を使わずに車を追尾した距離を文書に記入して提出するなどしたとされる。
検察側の冒頭陳述
検察側は冒頭陳述で、元巡査部長が同隊に配置された直後の22年3月頃から、県警では緊急運行時、車両上部に設置されている赤色灯を点灯しなければならなくなったと言及。スピード違反は警察車両が対象車両を所定距離で追尾し、違反速度で走り続けたドライバーを摘発するが、赤色灯に気づいた車両が速度を落とし、必要な追尾距離が満たせないことが多くなったとした。「従来の検挙数を維持できなくなった結果、不適切な取り締まりをするようになった」と指摘した。



