1997年の全仏オープン混合ダブルスで優勝した元プロテニス選手で会社員の平木理化容疑者(54)=千葉県白井市=が、SNSを使った特殊詐欺で女性から現金をだまし取ったとして、高知県警に22日、詐欺容疑で逮捕された。県警が発表した。平木容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。
全仏優勝の経歴と容疑内容
平木容疑者は1997年に全仏オープン混合ダブルスで優勝。引退後は日本テニス協会の常務理事を一時務めていた。
宿毛署によると、平木容疑者は2022年2~5月、氏名不詳の何者かと共謀し、鹿児島市の50代女性に対し、パリの病院で働く男性医師を名乗ってSNSでやりとり。「荷物が税関で止められ、受け取るための証明書代が必要」などと持ちかけ、平木容疑者名義の銀行口座に30万円を振り込ませた疑いがある。
暗号資産口座への資金移動
30万円のうち約27万円はさらに平木容疑者の暗号資産口座に移されていた。署は、恋愛感情を抱かせて現金などをだまし取るSNS型ロマンス詐欺とみて調べている。別の特殊詐欺事件で平木容疑者名義の口座が使われたことが捜査で判明し、今回の容疑が浮上したという。



