A5指定のはずがC1も混入、返礼品牛肉等級偽装で元役員を再逮捕
返礼品牛肉等級偽装、元役員を再逮捕 鹿児島県警

鹿児島県警は1日、ふるさと納税の返礼品向け牛肉の等級を偽装して加工・販売したとして、食肉加工会社「水迫畜産」の元取締役、水迫政輝容疑者(55)=鹿児島市=を詐欺の疑いで再逮捕し、発表した。「黙秘します」と供述しているという。

指定より低い等級の牛肉を混入か

県警によると、水迫容疑者は2023年9月19日から11月29日の間、県内の会社から、A5かA4等級の鹿児島県産牛肉と指定された加工商品の注文を受けた際、全4万2305パックのうち9033パックに指定よりも低い等級の牛肉も使って加工した商品を納品し、同10月6日から12月8日の間に3回、偽装分を含む代金計約6350万円を振り込ませ、だまし取った疑いがある。

ある日の加工製造では、等級がA2、B2、C1などの牛肉を5割以上使った商品があったという。

別の産地偽装事件で逮捕・起訴済み

水迫容疑者は今年8月18日、23年9月に他県産の牛肉を加工製造した商品に「鹿児島産」と印字したラベルを貼って納品し、偽装分の代金を含む現金約145万円をだまし取ったとして、食品表示法違反と詐欺の疑いで逮捕され、その後、在宅起訴された。このときは県警の調べに対し、「意図して偽装したわけではない」と故意を否定し、容疑を否認していた。

水迫容疑者は当時の取締役で、食肉加工販売などの統括、管理をしていた。県警は今年4月26、27の両日、食品表示法違反の疑いで鹿児島市にある同社の食肉加工施設や指宿市の事務所を家宅捜索。関係資料を押収して捜査を進めてきた。