淡路島の漁港で、海に落ちそうになったレンタカーと乗車していた高齢女性を救出したとして、兵庫県警淡路署は22日、神戸市の男性2人に感謝状を贈りました。
釣り中に異変を察知
感謝状を受けたのは、神戸市北区の介護福祉士・伊藤大貴さん(30)と、神戸市長田区の中学校教員・吉川大智さん(31)です。2人は9月12日午後10時40分ごろ、淡路市の尾崎漁港で釣りをしていたところ、70歳代の女性から「車が壊れたので助けてください」と声をかけられました。
近くには乗用車が岸壁に積まれたタイヤに衝突し、シフトレバーがドライブのまま止まっていました。乗用車はレンタカーで、2人は女性に状況を確認しようとしましたが、会話がかみ合わなくなったため認知症を疑い、車内にあった契約書面に記された連絡先に電話し、女性を家族に引き渡したと同署が説明しています。
横浜からウミホタル観賞に訪れていた
同署によると、女性は横浜市内から、漁港に隣接する海水浴場へウミホタルを見に家族らと訪れていました。休憩のために一人で車に戻り、運転したとみられます。女性は認知症だということです。
感謝状を贈った休井裕文署長から表彰を受けた伊藤さんは「介護福祉士の経験が生きた」と振り返り、吉川さんは「2人で話し合いながら冷静に対応でき、女性が無事でよかった」と話しました。