クマが食パン食べる偽動画出回る 鳥取・大山の投棄 平井知事「インプ稼ぎか」削除要請
クマ食パン偽動画に知事が削除要請 鳥取・大山の投棄

大山隠岐国立公園内にある鳥取県大山町の県道に大量の食パンが点々と捨てられた事件を巡り、クマが食パンを見たり食べたりしている偽の動画や画像がSNSに複数投稿されている。鳥取県の平井伸治知事は26日の記者会見で、削除を含めて対応するようプラットフォーマーに要請したと明らかにした。

食パン39キロを回収、鳥の内臓も

食パンは大山町と伯耆町の町境付近の県道のガードレール沿いに捨てられ、14日から20日にかけて計39キロが回収された。鳥の内臓のようなものも1.3キロ見つかった。約50キロ離れた白兎海岸(鳥取市)でも食パン10個が回収された。

県警は廃棄物処理法違反の疑いもあるとみて捜査している。

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知事「クマは食べに来ていない」

会見で平井氏は、動画や画像について「クマは食べに来ていない。フェイクと言っていい。恐らくはインプ(表示回数)稼ぎだろうと思う。鳥取県に対する誤った見方が出るのは経済的被害にもつながりかねず、警鐘を鳴らしたい」と話した。

投棄に関しては「クマは雑食性で、パン屋に行って食べない。ただ、これが食べ物だと分かると、クマも食パンを食べるようになるかもしれない。餌付けによってパン食文化が始まってしまう可能性がある。そういう危険のある行為だ」と述べ、県警と連携してパトロールを強化する考えを示した。

毒物は検出されず、別のパンと判明

県で食パンの成分を分析したところ、毒物は検出されず、また、大山に捨てられたものと白兎海岸に捨てられたものは別のパンだったという。

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