フェイスブック幹部、韓国警察の逮捕状に部下を身代わりに選んだ非情な実態
FB幹部、韓国逮捕状に部下を身代わりに

マーク・ザッカーバーグ率いるFacebook(現Meta)の元幹部が、韓国での刑事捜査と逮捕状をめぐる衝撃的な内部事情を暴露した。世界的ベストセラー『ケアレス・ピープル 権力と欲望、失われた理想の物語 Metaが”読まれたくなかった”真実』からの抜粋・再構成によるこの記事は、同社の強引な拡大戦略と幹部たちの非情な判断を浮き彫りにしている。

韓国からの警告と無視された書簡

物語の発端は、韓国ゲーム監督機関からFacebookに送られた書簡だった。同書簡は、韓国法に基づき、プラットフォーム上のゲームを政府に提出し審査を受ける義務がFacebookにあると警告していた。しかし、Facebookはこの書簡を無視。韓国側の説明によれば、返答すらしなかったという。

当時のFacebookのスローガンは「MOVE FAST AND BREAK THINGS(素早く行動し、破壊せよ)」であり、「ASK FOR FORGIVENESS, NOT PERMISSION(許可を求めるな、事後に許しを請え)」という文化が浸透していた。この姿勢が、韓国当局との対立を深刻化させたと元幹部は指摘する。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

逮捕状と「身代わり」の選択

韓国は、Facebookの経営陣に対して正式な刑事捜査が行われている唯一の国でもあった。マーク・ザッカーバーグや当時のCOOシェリル・サンドバーグを含むMチームのメンバーに逮捕状が出ていたという。その理由は明らかにされていないが、ゲーム審査をめぐる法的手続きの無視が背景にあるとみられる。

静まり返った会議室で、幹部たちは「逮捕要員」を決める協議を行った。結果、逮捕状が出ている幹部の代わりに、部下を「身代わりの捨て駒」として差し出すことを決定。この非情な判断は、会社の存続とトップの安全を優先したものだった。

Metaの隠蔽体質と内部告発

元Facebookグローバル公共政策部門ディレクターのサラ・ウィン-ウィリアムズ氏は、この事実を暴露。同氏は国際弁護士でもあり、内部から見たMetaの隠蔽体質を批判している。Facebookはかつて、自社の将来を自社で決めるために独自スマートフォン開発を試みたが、中国企業HTCとの共同開発で2013年に発売した端末は大失敗に終わり、『タイム』誌から「その年のテック業界最大の失敗」と評された。

今回の韓国訪問は、Mチームにとって「Samsung詣で」と説明されていた。AppleやGoogle以外の企業との友好関係を築き、Samsung製携帯電話全モデルへのFacebookプリインストール合意を得ることが目的だった。しかし、その裏で刑事捜査が進行していた。

この暴露は、Metaの企業文化と法遵守姿勢に深刻な疑問を投げかけている。韓国当局の対応や今後の展開が注目される。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ