細木数子が島倉千代子から約10億円搾取した真相を溝口敦が暴露
細木数子が島倉千代子から約10億円搾取の真相

Netflixドラマ「地獄に堕ちるわよ」では、占い師の細木数子氏が歌手の島倉千代子氏を騙す様子が描かれているが、実際の被害額は約10億円に上り、細木の手法はヤクザの総長もドン引きするほど悪質だったと、ノンフィクション作家の溝口敦氏が明かす。

ドラマに描かれなかった真相

ドラマは溝口氏の著書『細木数子 魔女の履歴書』(講談社、2008年刊)を参考文献としているが、細木の後継者への配慮からか、その悪行の全容は描かれていない。溝口氏は「細木は島倉を飼い殺しにし、数億円を騙し取った」と断言する。

島倉千代子は非常に男性に弱く、惚れやすい性格だった。1961年、ファンの投げたテープが両目に当たり失明寸前となった際、眼科医の守屋義人に治療を相談。視力回復後、守屋を信用し、やがて恋愛関係に発展。当時阪神タイガースの藤本勝巳と結婚していたが、3年後に離婚し、守屋の手形の裏書きまでするようになった。

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守屋の倒産と債権者の襲来

守屋は眼科医の傍ら芸能プロダクション「スマ・エンタプライズ」を設立し、島倉をコロムビアレコードから移籍させたが、乱脈経営で倒産。行方をくらましたため、債権者たちは島倉に借金の肩代わりを要求し、新宿コマ劇場に押し寄せた。島倉は楽屋から出られなくなり、以前から親しかったフィクサーの安部正明に電話で助けを求めた。

「取立の人が一杯来ている。楽屋から出られない」と島倉は訴えたという。

細木による搾取の実態

細木は島倉の弱みに付け込み、ギャラの管理を任されるようになった。溝口氏の調査によれば、細木は島倉のギャラ約9億円をネコババ。さらに、タダ働きさせるために様々な嘘をつき、島倉を精神的に支配した。総搾取額は9億5000万円以上に達し、これはヤクザの総長も驚くほどの金額だった。

細木は「地獄に堕ちるわよ」などの脅し文句で島倉を服従させ、その心と体を完全に支配下に置いた。この事件は、芸能界と裏社会の癒着を象徴するものとして、今なお語り継がれている。

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