広島カープの羽月隆太郎元選手(26)に「ゾンビたばこ」と呼ばれる指定薬物エトミデートを譲り渡したとして、医薬品医療機器法違反の罪に問われた滝口涼介被告(38)の初公判が16日、広島地裁であり、滝口被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。即日判決となり、佐藤智彦裁判官は拘禁刑2年執行猶予4年(求刑拘禁刑2年)の有罪判決を言い渡した。
レターパックで発送、都内でも所持
判決によると、滝口被告は2025年11月15日、指定薬物のエトミデートを含む液体が入ったカートリッジをレターパックに入れ、広島県内の羽月元選手宛てに発送して譲り渡し、同19日には東京都内でエトミデートを含む液体を所持した。
検察側は冒頭陳述で、滝口被告は25年4月に初めて羽月元選手にエトミデートを吸わせ、その後も求めに応じて譲り渡していたと主張した。エトミデートは外国人から購入し、元選手へ送ったレターパックには内容物を「野球カードボックス」と記していたという。
「野球人生を奪ってしまった」と謝罪
滝口被告は検察側の被告人質問で、元選手以外の第三者に渡したことを否定した。元選手へのレターパック発送は1度だけで「そのほかは直接会って、東京へ遠征に来たときに渡していました」と説明。「彼の野球人生を奪ってしまった。僕と会っていなければそうならなかったので申し訳ない」と述べた。
羽月元選手は広島市中区の自宅でエトミデートを使用した医薬品医療機器法違反の罪で、拘禁刑1年執行猶予3年の有罪判決を受けた。



