同志社国際高、沖縄研修旅行中止へ 辺野古事故受け調整
同志社国際高、沖縄研修旅行中止へ 辺野古事故受け調整

沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、同志社国際高校(京都府京田辺市)2年の武石知華さん(17)ら2人が死亡した事故を受け、同校が今年度、2年生を対象にした沖縄研修旅行を中止する方向で調整していることが27日、関係者への取材で分かった。

保護者説明会を30日に開催へ

同校は30日に保護者説明会を開き、2学期以降の学校運営や校外学習における安全管理態勢などについて説明するとみられる。関係者によると、学校側は今年度の研修旅行で沖縄訪問の取りやめを検討していることを私立高校を管轄する京都府に報告した。

同校の研修旅行は昭和57年以来、コロナ禍を除き、沖縄で実施されてきた。西田喜久夫校長は今年3月に行われた研修旅行のしおりで「(米軍施設の集中など沖縄が抱える問題を)『感じにいく』ことが、沖縄研修旅行の意義」と記していた。

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事故の経緯と検証委員会の新設

事故のあった辺野古での乗船プログラムは、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する「ヘリ基地反対協議会」のメンバーで、牧師の金井創氏=事故で死亡=から提案を受け、令和5年3月の研修旅行から採用された。学校法人同志社が設置した特別調査委員会(第三者委員会)の報告書によると、同校の教員は一度も船の下見を行っておらず、安全管理を金井氏に一任していた。

同志社は27日、沖縄研修旅行における平和学習の政治的中立性などを検証するため、外部専門家による検討委員会を新設する方針であると明らかにした。武石さんの遺族が公正さの担保された検証を求めていた。同校の沖縄での平和学習を巡っては、文部科学省が5月、教育の中立性を定めた教育基本法の違反を認定している。

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