同志社国際高校長は8月末に退く意向 辺野古沖転覆事故、理事長は21日理事会で辞任意向
同志社国際高校長は8月末に退く意向 理事長も辞任意向

沖縄県名護市辺野古沖で船2隻が転覆し、平和学習中だった同志社国際高校2年の武石知華さん(17)ら2人が死亡した事故で、同校を運営する学校法人同志社の八田英二理事長が、事故の責任を取って辞任する意向を示したことが25日、関係者への取材で分かった。同校の西田喜久夫校長も今月末に退き、2学期から新たな校長に交代する方向という。

臨時理事会で辞任意向

関係者によると、八田氏は21日に開かれた臨時理事会で意向を示した。文部科学省から中立性を欠くと指摘された教育活動の検証や、再発防止策の策定を学校法人が進めており、遅くとも今年度中に学校法人理事長を辞任する見通しという。

学校法人は取材に「理事会の決定事項でないので、答えは差し控える」とコメントした。

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経歴と事故の経緯

八田氏は同志社大の経済学部長や学長を歴任した。平成23~25年に1期目の理事長を務め、29年に再任。現在まで務めている。法人が運営する学校園の教育方針を統括する総長も務めている。

事故を巡っては、同校を運営する学校法人同志社が設置した特別調査委員会(第三者委員会)が7月31日、学校側に「安全配慮義務違反があった」と認定する報告書を公表。学校は研修旅行の平和学習で実施した乗船プログラムの下見を行わなかったほか、事故当日の周辺海域に発表されていた波浪注意報を把握しておらず、事故当時は引率教員が同乗しなかったことなどが指摘されていた。

事故の発生状況

事故は3月16日午前10時10分ごろ、辺野古沖のリーフエッジ(サンゴ礁の端)付近で発生。不屈が先に転覆し、直後に平和丸も転覆した。抗議船「不屈」の金井創船長と平和丸に乗っていた知華さんが死亡し、生徒と乗組員計14人が重軽傷となった。

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