8月13日、豪雨により千葉県内で大渋滞が発生し、筆者は国道で約3時間立ち往生した。車内からSNSやアマチュア無線、AMラジオなど複数の手段で情報収集にあたる中で、災害時の情報空白の実態が明らかになった。
複数の情報源を駆使して状況把握
筆者はSNSで状況を発信し、第一級アマチュア無線技士の資格を生かして無線仲間と道路情報を交換した。無線仲間からは「10キロメートル先の千葉県船橋市小室あたりで冠水、および事故車とみられる車が数台ある」との情報が寄せられた。この場所は地元で冠水しやすい場所として知られており、後に冠水で動けなくなった車両であることが判明した。
移動中には自治体の防災無線も頻繁に放送されていたが、車内では雨音で聞き取りにくかったものの、異常事態を周知する手段として有効だった。NHKのAMラジオを聞きながらSNSで状況を確認し、アマチュア無線で仲間と情報交換するという複数の情報源を併用した。
地名の読み間違いと備えの重要性
NHKのAMラジオで、筆者の住む白井市の名称が読み間違えられる場面があった。災害時には地名を正確に伝えることが重要であり、自治体の知名度向上が平時からの課題だと感じた。
幸い、ガソリンは東日本大震災以降の習慣で半分程度になったら給油していたため十分だった。直前にスーパーで買い物をしていたため、車内には飲料とパンもあった。車載電源から携帯電話を充電できる環境もあり、先が見えない立ち往生でも「燃料も飲み物も食べ物もない」という不安はなかった。
車載装備とドライバー同士の情報交換
最近の車では車載USB端子が標準装備されている場合が多く、ない場合でもシガーソケットからUSB電源を取るコンバータを100円ショップなどで安価に入手できる。
最終的には、停車中のドライバー同士の口コミも活用し、断片的な情報を集めて状況を把握した。



