秋名アラセツ行事、ショチョガマが北側に崩れ「来年は大豊作」と期待
秋名アラセツ行事、ショチョガマ北側に崩れ大豊作期待

国の重要無形民俗文化財「秋名アラセツ行事」が19日、鹿児島県龍郷町の秋名、幾里両集落で行われ、多くの地域住民や観光客が見守った。

早朝のショチョガマで豊作祈願

行事は集落を見下ろす山の中腹で早朝に行われる「ショチョガマ」と、夕方の満潮に合わせて海辺で繰り広げられる「平瀬マンカイ」の二つの祭事から成る。例年、「アラセツ(新節)」と呼ばれる旧暦8月の最初の丙(ひのえ)の日に行われている。

夜明け前、赤飯や焼酎が供えられたわらぶきの片屋根(ショチョガマ)の上で神役の「グージ」が豊作を祈願。地元の男衆が乗り込んで「ユラ、メラ」の掛け声に合わせて片屋根を揺さぶると、やがて傾き、歓声とともに北側に崩れ落ちた。

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平瀬マンカイで海の神に祈り

午後4時頃に始まった平瀬マンカイでは、白装束に身を包んだノロ(女性の祭司)役の女性5人と補佐役の男女7人が、それぞれ向かい合う岩に登って唄の掛け合いで豊作を祈願。合掌して祭詞を唱え、海のかなたの神々に祈りをささげた。礼拝が終わると、浜に下り、「八月踊り」で祭りを締めくくった。

秋名アラセツ行事保存会の隈元和範会長(67)は「ショチョガマが北側に崩れるのは珍しい。来年は大豊作になるのでは」と期待していた。

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