戦後81年追悼式、遺族の高齢化進み記憶の継承が課題に
戦後81年追悼式、遺族の高齢化進み記憶の継承が課題に

終戦から81年となった15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。戦没者の遺族や各界の代表者など4180人が参列し、先の大戦で犠牲となった約310万人を悼み、平和を祈念した。

追悼式の様子と天皇陛下のお言葉

追悼式には、3歳から98歳までの遺族3112人と天皇、皇后両陛下、高市首相らが参列し、午前11時51分に始まった。国歌斉唱の後、正午の時報に合わせて1分間の黙とうをささげた。

天皇陛下はお言葉で、2015年に上皇さまが盛り込まれた「深い反省」に今年も言及され、天皇が戦没者追悼式で「深い反省」の言葉を用いるのは12年連続となった。また、戦争の記憶の継承について触れ、「戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ、私たち皆で心を合わせ、将来にわたって平和と人々の幸せを希求し続けていくことを心から願います」と述べられた。

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遺族の高齢化と継承の課題

厚生労働省によると、7日時点で参列を予定していた遺族3270人のうち、戦後生まれの割合は56.3%(1840人)で過去最高となった。戦没者の父母は16年連続で一人もおらず、配偶者は山口県の久保ミサオさん(96)のみ。80歳以上が44.9%となるなど遺族の高齢化が進み、惨禍の記憶と教訓を次世代にどう継承していくかが課題となっている。

1937年の日中戦争開戦から45年の終戦までと、その後のシベリア抑留を含めた戦没者は軍人・軍属で約230万人、空爆や原爆の犠牲となった一般市民は約80万人に上る。

上皇ご夫妻と愛子さまの黙とう

宮内庁によると、終戦の日の15日、上皇ご夫妻と天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは、それぞれのお住まいで黙とうされた。

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