終戦から81年となった15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。戦没者の遺族や各界の代表者など4180人が参列し、先の大戦で犠牲となった約310万人を悼み、平和を祈念した。
最年少の遺族は3歳の男児
式に参列した遺族の最年少は、東京都の立原稜悠ちゃん(3)。母の泰葉さん(46)、祖母の紀子さん(82)との3世代で式に臨んだ。
曽祖父の記憶と平和への願い
稜悠ちゃんの曽祖父の郡司幸三郎さんは1945年3月、フィリピンで戦死したとされる。当時27歳だった。紀子さんは亡き父の記憶はないが、「優しくて真面目な人だったと聞いた。必死に子どもを育ててくれた母は『戦争ほど愚かなものはない』とよく言っていた」と振り返る。
泰葉さんはこの日朝、稜悠ちゃんに「ひいおじいちゃんに会いに行くよ」と伝えて会場へ向かったという。稜悠ちゃんは報道陣に囲まれて戸惑った様子だったが、泰葉さんは「記憶にかすかにでも残ってくれれば。若い世代にも、戦争は誰も幸せになれない悲惨なことだということをわかってもらいたい」と語った。



