広島地裁(国分進裁判長)は29日、広島県府中町の公園で2025年4月、東京都内の男性会社員(当時52)を殺害し現金を奪ったとして強盗殺人罪に問われた少年(17)の裁判員裁判で、求刑通り懲役20年の実刑判決を言い渡した。国分裁判長は「人命を軽視し、短絡的で身勝手」と指摘した。
事件の経緯
判決などによると、少年は友人の10代少女と知人関係にある男性から金品を脅し取ろうと考え、少女と別の少年(19)と共謀。2025年4月12日に男性を呼び出して金品を要求した。男性に抵抗されたため、少年は木の棒で頭部を殴るなどの暴行を加えて殺害し、現金約8万円が入った財布を奪った。
争点と判決
裁判では殺意の有無が争われたが、判決は少年が頭部を繰り返し殴ったことなどから殺意を認定した。
共犯者の処分
19歳の少年は今月、強盗致死罪で懲役18年の実刑判決を言い渡され、その後控訴した。少女については広島家裁が2025年、恐喝の非行内容で少年院送致を決めた。



