2日夜に新潟県長岡市の信濃川河川敷で開かれた「長岡まつり大花火大会」(長岡花火)で、最終の東京行き上越新幹線に乗れなかった観客124人が、JR長岡駅近くのアリーナで一夜を明かした。長岡花火財団とJR東日本によると、長岡花火で施設を提供したのは初めてだという。
打ち上げ終了は午後9時45分、会場から駅まで徒歩約30分
長岡花火は2日午後7時20分に打ち上げが始まり、午後9時45分に終了した。会場はJR長岡駅から徒歩で約30分。JR東によると、東京行き最終の臨時「とき384号」(12両編成)は、通路やデッキも人でいっぱいで、予定より16分遅れの午後10時45分に出発した。
積み残された人が124人おり、JR東から連絡を受けた花火財団は事前協議に基づき、駅近くの複合施設「アオーレ長岡」のアリーナを開放した。124人は3日朝まで2階の観客席などで過ごした。花火財団とJR東はアリーナに空調を利かせ、栄養食品や飲料を配布した。体調不良を訴える人はいなかったという。
有料観覧者数は18万人、3日夜は混乱なし
花火財団によると、2日の有料観覧者数は18万人。花火は3日夜も開催されたが、目立った混乱はなかったという。
今年は名物の「復興祈願花火フェニックス」の打ち上げ時間が昨年より30分遅い午後8時45分となり、最終花火の打ち上げも15分繰り下げられた。花火財団は「フェニックスを遅らせて、終了を待たずに帰るタイミングをつくり、混雑を分散させる目的だった。最終新幹線への影響は今後の課題だ」と説明する。
JR東は「最終新幹線に乗れなかった客が発生した原因は、プログラムの変更や曜日配列の可能性もあるが、今後の検証が必要だ」としている。



